東京運転クラブ 公開運転の軌跡
                                      2005年11月 萩原 徹

  公開運転の第1回目は平成12年8月のJAMコンベンションで新宿の高層ビ
ルNSビル1階に出展しました。その頃のレイアウトは現在と比較すると寂しい
ものがありましたが出展の効果は凄まじいものがありました。何せ無名のクラ
ブが月刊雑誌の1ページをカラーで掲載されたり、それまで当会とは縁のない
方々が次々と訪れてお声を掛けて頂いたり当会にとって公開運転は不可欠と
の認識を抱いたのもこの時でした。その直後の10月には東京から700キロ先
の秋田駅で公開運転を行いました。この時は往路で徹夜走行した後、鉄道模
型の設営にもう一晩徹夜(午前2時までだったか・・・)という災難もどきに見舞
われて大変でした。この時は地元FMラジオのインタビューや秋田放送のテレビ
による紹介もされたお陰で駅構内の跨線橋での開催にもかかわらず大勢の親
子連れで賑わっていました。
 その後も当会は第3回までのJAMコンベンションにHOとNのブースを出展し
続けましたが、第4回のJAMコンベンション(2003年)はJAM理事会と当会
の間でトラブルが発生したことによりNゲージのみを出展し、更に翌年の第5回
のJAMコンベンションに際しては当時のNゲージ幹事が無責任な形で突然退
会してしまった為、HOのみの出展となりました。
 当会のNゲージ部門はしばらく休会とも思っていた矢先にNゲージのレイアウ
トを製作された方が3名程おり(レイアウトが3つ)、更にはNゲージメンバーも運
転会の都度増えていってことにより、2005年の第6回JAMコンベンションは2
002年以来3年振りにHOとNの両方を出展するクラブに復活しました。2005
年9月は東京都府中市にある生涯学習センターにて生涯学習まつりがあり当
会のHOとNレイアウトをその一環として出展しました。

 公開にはマニア向けイベントと子供向けイベントの2つに大別されると思いま
す。当会はレイアウト自体や車両レベルから前者には適さずどちらかというとJ
AMコンベンションを含めて後者についてになりますが今後も積極的に参加して
行くつもりです。

 また、当会のこの手のイベントの慢性的になりつつある課題はHOレイアウト
の設営時間が掛かり過ぎることで、ちなみに2005年度のJAMコンは3名で設
営にあたったものの設営時間は実に11時間を要しました。これはJAMコンの
展示物の中ではあくまで設営時間に於いてのみですが、「最高レベル」で他の
クラブからもよく夜中に冷やかしさんがやって来ます。この現状を打開する、つ
まり設営時間を現在よりも最低4時間程度短縮する為に様々な方策を行ってお
り、次回の公開運転あたりからは威力を発揮するものと自負しております。


 
戻る
戻る



2000年8月 第1回 国際鉄道模型コンベンション
2000年10月 秋田駅 鉄道の日イベント
2004年8月JAMコン出展
2005年8月 JAMコンベンションへ出展
2005年度 生涯学習まつり
2006年8月 国際鉄道模型コンベンション 大阪
2007年8月 国際鉄道模型コンベンション
2008年8月 国際鉄道模型コンベンション
2009年8月 国際鉄道模型コンべンション
2010年 国際鉄道模型コンベンション
2011年8月 国際鉄道模型コンベンション
2012年8月 国際鉄道模型コンベンション